どのチケットを選ぶべきか
ヴェネツィアの荷物預かりは、旅程の付け足しではありません。1日を歩いて過ごすか、22の橋をスーツケースを持ち上げて越えて過ごすかの分かれ目です。歴史地区はどこも階段だらけで、建物の間の細い路地カッレは幅1mまで狭まり、ラッシュ時のヴァポレット(公共の水上バス)にキャスター付きスーツケースの居場所はありません。問題はまさにそのキャスターです。中心部を階段なしで横切るルートは存在しないので、空港では滑らかに転がったスーツケースも、ここでは何度も手で持ち上げることになります。ミラノやローマ、フィレンツェから列車で朝に着き、その夜に発つなら、到着後10分以内に荷物を手放してください。
到着の仕方によって、預け場所の候補は自然と決まります。ミラノ、ローマ、フィレンツェから高速列車で来る場合、着くのは歴史地区の中にあるヴェネツィア・サンタ・ルチア駅です。切符を買うときは本土側の「Venezia Mestre」ではなく、必ず「Venezia S. Lucia」を選んでください。メストレで降りてしまうと、ヴェネツィアの島までもう1本列車に乗ることになります。サンタ・ルチアに着いたなら、預け場所は同じ駅構内の窓口。マルコ・ポーロ空港からバスで来る場合はピアッツァーレ・ロマに着くので、そこの業者が候補になります。駅とピアッツァーレ・ロマは徒歩6分の距離で、どちらの預かり所も両方の到着経路から使えます。
解決策は3系統あり、料金も信頼性も異なります。駅の公式荷物預かり窓口、サンタ・ルチアとピアッツァーレ・ロマの間に集まる民間業者、そしてヴェネツィア中のバー・ホテル・店舗を登録する市内型の預かりプラットフォームです。
ヴェネツィアの荷物預かり:選択肢の比較
| 選択肢 | 目安料金 | 営業時間 | 場所 |
|---|---|---|---|
| KiPoint(鉄道の公式窓口) | 最初の5時間€6、以降1時間€1 | 6:00〜23:00 | サンタ・ルチア駅ホーム階 |
| 同じ預かりをオンライン予約 | 1日€6.75 | 預け入れ地点の営業時間 | サンタ・ルチア駅周辺 |
| ピアッツァーレ・ロマの民間業者 | 24時間で約€5〜6 | まちまち、一部24時間 | ピアッツァーレ・ロマ、トロンケット |
| 市内型の預かりプラットフォーム | 1個1日約€5〜 | 受け入れ店舗の営業時間 | 駅、リアルト、サン・マルコ、カンナレージョ |
下2行の料金は広告上の表示価格で、地点や季節によって変わります。

駅の公式窓口:実際の使い方
ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅には、イタリア国鉄(Ferrovie dello Stato)が主要駅で運営するサービスKiPointの荷物預かり所があります。窓口はホーム階にあり、6:00〜23:00の通し営業です。
料金は段階制で、短時間の利用に有利です。
- 最初の5時間は1個6ユーロ
- 6〜12時間目は1時間1ユーロ
- 13時間目以降は1時間0.50ユーロ
具体的には、4時間なら€6、8時間なら€9、12時間なら€13です。短時間ならこれに勝るものはなく、8時間を超えると定額制の1日料金より高くなります。
知っておきたい制限が2つ。第一に、23:00に閉まるので、深夜便や早朝列車の人には使えません。第二に、夏の週末は窓口が団体ツアーの荷物も扱うため、列が20分を超えることがあります。
駅の公式情報:www.veneziasantalucia.it
オンライン予約版:評価が物語ること
Tiqetsではヴェネツィア・サンタルチア駅で荷物預かりを1日6.75ユーロで販売しており、手荷物保険、24時間対応のカスタマーサービス、車椅子対応が含まれます。流れは簡単で、予約し、営業時間内に預け入れ地点へ行き、メールを見せて荷物を渡すだけです。
はっきり言っておくべきことがあります。この商品の評価は**1.7/5(6件)**です。件数が少なく統計的に確かとは言えませんが、あるのはこれだけで、しかも一様に低評価です。掲載されて日が浅く、このカテゴリーでよくある弱点は、預け入れ地点が駅構内とは限らないことと、受け入れ店舗の実際の営業時間です。
それでも意味があるのは、ピークシーズンの週末に到着し、KiPoint窓口の列に賭けるより確実な枠が欲しい場合です。それ以外なら、駅の公式窓口の方が安く、期待どおりの場所にあります。予約前に最新のレビューを読み、預け入れ地点の住所を地図で確認してください。
即時確定で予約する
ピアッツァーレ・ロマとトロンケット:第2の集積地
ピアッツァーレ・ロマは道路の終点です。バス、タクシー、車のターミナルで、メストレ、空港、本土から来る全員の入口になります。ここに市営の預かり所はなく、サービスは民間業者が担い、一部は24時間利用できるセルフサービスのロッカーを備えています。
料金は1個24時間で約5〜6ユーロの定額制。8時間以上預けるなら、駅より割安です。
トロンケットは立体駐車場のある人工島で、ピアッツァーレ・ロマとピープル・ムーバー(1回€1.50)で4分で結ばれています。ここに車を停めたなら、スーツケースを預かり所まで引きずるより、トランクに入れておくのが最も簡単な選択です。駐車場は有人で監視されています。
ピアッツァーレ・ロマから中心部へは徒歩かヴァポレットで行けます。選択肢と実際の所要時間はピアッツァーレ・ロマ → サン・マルコのページにまとめています。

市内型の預かりプラットフォーム
仕組みはどこも同じです。バー、ホテル、新聞販売店、店舗がスペースを提供し、プラットフォームが予約、支払い、保険を扱います。ヴェネツィアでよく見かけるのはRadical Storage、Bounce、Stow Your Bagsです。
駅の窓口との違いは次の点です。
- カバー範囲:駅だけでなく、カンナレージョ、リアルト、サン・マルコ、ドルソドゥーロ、カステッロに地点があります。ホテルがサン・ポーロなら、2本先の路地で預けられる価値は1ユーロの節約よりはるかに大きいです。
- 定額制:実際の時間にかかわらず、1個24時間の料金です。
- 受け入れ店舗の営業時間:バーが19:00に閉まれば、荷物は翌朝まで店の中です。このカテゴリーで最も高くつく失敗です。
- 要予約:各地点の枠はごく少なく、10に満たないことも多いです。
広告上の料金はキャンペーンで1日1ユーロ強から始まりますが、ヴェネツィア中心部の実勢価格は1個24時間で約5〜6ユーロに落ち着きます。確定前に、その地点が何時に再開するかを必ず確認してください。
早く着いた、遅く発つ、そんなときは
最もトラブルになりやすい2つの状況で、答えはそれぞれ違います。
チェックイン前の午前中に到着
ホテルに荷物を預かってもらいましょう。ヴェネツィアのホテルはほぼどこも無料で、チェックイン前も、多くは出発日も預かってくれます。前日にメールを送っておくこと。費用ゼロで問題が解決し、荷物を持って街を2度横断せずに済みます。
メストレ、カヴァッリーノ、イエゾロなどヴェネツィア市外に泊まるなら、そもそも荷物を市内に持ち込まないのが正解です。プンタ・サッビオーニやメストレから来る人は、すべて宿に置いてきます。
夜や深夜に出発
ここでは駅の窓口は23:00に閉まるので不十分です。選択肢は2つ。営業時間の長い提携地点か、その時間帯に有人または利用可能ならピアッツァーレ・ロマのセルフサービスロッカーです。
マルコ・ポーロ空港発の深夜便なら、荷物を空港まで持って行き、数時間早く着いてそこで預けることも検討を。移動時間はマルコ・ポーロ空港のページにあります。
列車の乗り継ぎ
列車の間に3〜4時間あるなら、公式窓口にうってつけです。€6、ホームから20mのカウンター、リアルトまで歩いて戻るのに十分な時間。

ヴァポレットの荷物:誰も読まないACTVのルール
自分で荷物を運ばざるを得ない場合、市の公共交通事業者ACTVの水上バス路線で適用されるルールは次のとおりです。
- 3辺の合計が150cm以内であれば、荷物1個はチケット料金に含まれる
- 有料乗客1人あたりの個数は最大3個
- 追加分には乗客用と同額のチケットがもう1枚必要(3個につき1枚)
- 合計150cmを超える荷物は、会社との事前合意なしには持ち込み不可
- 自転車・キックボード:€1.50。折りたたんで袋に入れれば無料
150cmという数字は要注意です。航空会社の預け入れ荷物の一般的な上限(3辺合計158cm)より小さいので、日本で「Lサイズ」として売られている大型スーツケースは150cmを超えることがあります。出発前に高さ・幅・奥行きを足して測っておくと、乗り場で慌てずに済みます。
標準のRete Unica券は9.50ユーロで75分有効、1日券は€25です。料金の全体比較はヴァポレット(水上バス)のページにあります。
実用的なヒントを1つ。ラッシュ時の1番では、船首の屋外スペースが大型スーツケースを誰の邪魔にもならずに置ける唯一の場所です。船尾のゲートから乗り、出口の近くにいてください。
預かり所より水上タクシーが勝つとき
ホテルに水路でアクセスでき、重いスーツケースが2個以上あるなら、計算は変わります。ヴェネツィアの水上タクシー:サンタルチア駅からホテルまではTiqetsで39ユーロから、荷物運搬込み、24時間前まで無料キャンセル可。評価は**3.3/5(15件)**で、機能はするが愛されてはいない、というところです。
理にかなうのは、預け入れサイズの荷物を持った4人組、夜の列車で到着する場合、あるいはホテルがカステッロやザッテレにあって駅から橋を越えて徒歩35〜40分の場合。機内持ち込みバッグ1個の1泊には意味がありません。料金と、その場でタクシーを拾う場合との違いは水上タクシーのページへ。
お金を無駄にする3つの失敗
閉店時間を確認せずに預かりを予約する。 失敗の第1位です。バーは翌朝8:00に開き、列車は6:40に出ます。
「近いから」とスーツケースを引いてサン・マルコ広場へ行く。 駅からサン・マルコ広場は徒歩35〜40分、橋は20ほど。23kgのスーツケースがあれば50分になります。
入市税を忘れる。 宿泊せずに日帰りでヴェネツィアを訪れる人は、市のカレンダーの指定日にcontributo di accesso(ヴェネツィア入市税)を払う必要があります。事前予約€5、直前€10、支払いはcda.ve.itのみ。駅の荷物預かりを使う旅行者は、まさにその対象です。詳細は入市税のページへ。
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まとめ
短時間なら、ヴェネツィアで最も安い荷物預かりは駅の公式窓口です。5時間€6、ホーム階、6:00〜23:00営業。丸1日、あるいはホテル近くの地点が必要なら、定額制の市内型プラットフォームの方が安く、戻る手間も省けます。オンラインで売られているサンタ・ルチアの商品は€6.75で存在しますが、1.7/5(6件)という評価を踏まえ、予約の確実性がどうしても必要な場合にだけ選んでください。まず最新の評価を読み、預け入れ地点の正確な場所を確認しましょう。








