どのチケットを選ぶべきか
ヴァポレットパスベネチア公共交通乗車券(ACTV)
€12〜
おすすめの方:75分・1日・2日・3日・7日から選び、窓口に並ばず受け取りたい方
- 歴史地区のヴァポレット
- リド島・ムラーノ島・ブラーノ島・トルチェッロ島行き
- メストレ・マルゲーラのACTVバス
サン・マルコ大聖堂&ドゥカーレ宮殿コンボ
€95
おすすめの方:二大名所と交通をまとめて1回で購入したい方
- サン・マルコ寺院
- ドゥカーレ宮殿
- 公共交通
- デジタル音声ガイド
The Venice Pass
€94〜
おすすめの方:観光スポットと体験を自分で組み合わせたい方
- 好きな観光スポット
- 好きな体験
マルコ・ポーロ空港:ヴェネツィア市内中心部へのアリラグーナボート
€18
おすすめの方:飛行機で到着する方:ACTVパスの対象外の別サービス
- 空港→市内 片道
- ブルー・オレンジ・レッドの3路線
ヴェネツィアのヴァポレットのチケットは、市の公共交通事業者ACTVが運行する路線網の時間制乗車券です。距離ではなく時間に対して料金を払います。1回券は9.50ユーロで75分間有効、観光客向けのパスは24時間25ユーロから7日間65ユーロまで。ヨーロッパの都市交通の中でも最高水準の料金で、これが旅程の組み方を左右します。
原則はシンプルです。公共の水上バスであるヴァポレットは、水を渡るときと島へ行くときのための乗り物。歴史地区の中の短い移動なら、歩いた方がほぼ確実に早く、しかも無料です。
2026年のヴァポレット料金(ACTV)
| チケット | 料金 | 有効期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1回券 | €9.50 | 打刻から75分 | 同方向なら乗り換え可。往復券ではない |
| 1日券 | €25 | 初回打刻から24時間 | 3回目の乗船で元が取れる |
| 2日券 | €35 | 48時間 | 1日あたり€17.50 |
| 3日券 | €45 | 72時間 | 1日あたり€15 |
| 7日券 | €65 | 168時間 | 1日あたり€9.30で最安 |
| Rolling Venice 72時間 | €27+カード€6 | 72時間 | 6〜29歳限定、記名式カード |
| ピープル・ムーバー(ピアッツァーレ・ロマ〜トロンケット) | €1.50 | 1回 | 75分のネットワーク券に含まれる |
料金は2026年のものです。最新の料金表はactv.avmspa.itと、市の公式予約ポータルwww.veneziaunica.itに掲載されています。問い合わせはDIMEコールセンター(+39 041 041、毎日8:00〜18:00)へ。
お金を節約できるか無駄にするかを分ける、2つのポイントがあります。
- パスの有効期間は最初の打刻から始まります。購入時点ではありません。72時間券を何週間も前に買っておき、必要な時に使い始めることができます。
- 24時間は文字どおり24時間です。 月曜15:00に初めて打刻したパスは火曜15:00に切れます。深夜0時ではありません。

どのチケットが一番お得か
1回券と1日券の損益分岐点は3回です。1回券3枚は€9.50×3=€28.50、24時間券は€25。
ここから、旅行者のタイプは3つに分かれます。
1日1〜2回しか乗らない。 1回券を買いましょう。中心部に泊まり、観光は徒歩、夜にホテルへ戻るときやスーツケースを運ぶときだけ船に乗る、という典型的なパターンです。1日2回なら€19で、パスより安く済みます。
1日3回以上乗る、または島へ日帰りする。 パスにしましょう。ムラーノ島・ブラーノ島へ行く日は、それだけで4区間乗ることになり、24時間券は昼前に元が取れます。
4泊以上する。 7日券(€65)は48時間券2枚より安く、考える手間も省けます。ただし市内で使える時間が40時間に満たないなら、それはやや過剰なパスです。
Tiqetsで販売されているヴァポレットパスベネチア公共交通乗車券(ACTV)は12ユーロからで、購入時に75分・1日・2日・3日・7日から選べ、バウチャーはスマートフォンに届きます。評価は**4.5/5(3,244件)**で、カタログ中の交通チケットでは最高評価です。メストレとマルゲーラのACTVバス、リド島や離島行きの船にも使えます。注意点は1つ。払い戻し不可なので、到着日が確定してから日数を選んでください。
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観光客が実際に使うヴァポレット路線
ACTVはラグーン全域に20以上の路線を走らせていますが、旅行で必要なのは6〜7路線です。スマートフォンに保存しておきたい表がこちらです。
| 路線 | ルート | 主な停留所 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 1 | ピアッツァーレ・ロマ → サンタ・ルチア駅 → 大運河全線 → サン・マルコ → リド | Ferrovia、San Marcuola、Rialto Mercato、Ca' Rezzonico、Accademia、San Marco Vallaresso、San Zaccaria | 各駅停車の観光路線。全ての乗り場に停まり、大運河を最も安く楽しめる |
| 2 | 環状:San Zaccaria → ジュデッカ → トロンケット → ピアッツァーレ・ロマ → サンタ・ルチア駅 → リアルト → サン・マルコ | Tronchetto、Piazzale Roma、Ferrovia、Rialto、San Marco Giardinetti、Zattere、Giudecca Palanca | 駅・ピアッツァーレ・ロマとサン・マルコを結ぶ快速。大運河の大半の乗り場を飛ばす |
| 4.1 / 4.2 | ムラーノ経由の外周環状 | Murano Colonna、Fondamente Nove、Ferrovia、Piazzale Roma、Giudecca、San Zaccaria | 駅やピアッツァーレ・ロマからムラーノ島へ。4.1は反時計回り、4.2は時計回り |
| 5.1 / 5.2 | リド経由の外周環状 | Lido S.M.E.、San Zaccaria、Fondamente Nove、Ferrovia、Piazzale Roma、Zattere | 大運河を通らず市街を一周。5.1は反時計回り、5.2は時計回り |
| 12 | Fondamente Nove → Murano Faro → Mazzorbo → Burano → Treporti → Punta Sabbioni | Murano Faro、Burano、プンタ・サッビオーニ | ブラーノ島へ行く唯一の路線。ブラーノから9番のシャトルで5分でトルチェッロ島へ |
| 3 | ピアッツァーレ・ロマ ↔ ムラーノ直行 | Piazzale Roma、Ferrovia、Murano | 繁忙期のムラーノ島への速達便 |
| 6 | ピアッツァーレ・ロマ → Zattere → Giardini → リド | Zattere、Giardini、Lido | リド島への直行便。通勤客が使う |
| N | 夜間路線(1番・2番の代替) | 大運河、ジュデッカ、リド | 日中路線の終了後、本数を減らして運行 |
この路線で旅行者がよく引っかかる罠が3つあります。
- 4.1/4.2と5.1/5.2の数字は進行方向を表します。別の路線ではありません。逆方向に乗ると、ヴェネツィアをぐるりと遠回りして15分の距離に50分かかります。
- 5番「エアロバス」はバスです。船ではありません。ピアッツァーレ・ロマとマルコ・ポーロ空港を結ぶ路線で、5.1・5.2とは無関係です。
- サン・マルコには3つの別々の乗り場があります。Vallaresso、Giardinetti、San Zaccariaで、互いに徒歩数分離れており、停まる路線も違います。案内板に書かれた桟橋の記号(A、B、Cなど)を確認してください。

ヴァポレットか徒歩か:実際の所要時間
ヴェネツィアはピアッツァーレ・ロマからサンテレナまで約4kmです。移動のたびに船が必要だと思い込んで来ると、お金をかけたうえに乗り場で時間を失います。船は10〜20分間隔で、しかも列に並びます。
| 区間 | 徒歩 | ヴァポレット | おすすめ |
|---|---|---|---|
| ピアッツァーレ・ロマ → サンタ・ルチア駅 | 6分(コスティトゥツィオーネ橋経由) | 5分+待ち時間 | 常に徒歩 |
| サンタ・ルチア駅 → リアルト | 20〜25分 | 2番:約15分 · 1番:約22分 | 荷物がなければ徒歩 |
| サンタ・ルチア駅 → サン・マルコ | 35〜40分 | 2番:約30分 · 1番:約40分 | スーツケースがあればヴァポレット、なければ徒歩 |
| リアルト → サン・マルコ | 12〜15分 | 1番:約12分 | 徒歩。船に乗る利点なし |
| サン・マルコ → アカデミア | 12分 | 1番:約8分 | 互角。待ち時間次第 |
| サン・マルコ → ザッテレ | 20〜25分 | 2番:約10分 | ヴァポレット |
| サン・マルコ → ジュデッカ | 徒歩不可 | 2番:約10分 | ヴァポレット |
| フォンダメンテ・ノーヴェ → ムラーノ | 徒歩不可 | 4.1/4.2/12番:約10分 | ヴァポレット |
| フォンダメンテ・ノーヴェ → ブラーノ | 徒歩不可 | 12番:約45分 | ヴァポレット |
| サンタ・ルチア駅 → ゲットー | 12分 | 使える直行路線なし | 徒歩 |
徒歩の時間は普通の速さで立ち止まらずに歩いた場合です。8月のリアルト周辺の混雑では20%増しで見てください。
この表を一言でまとめると、ヴァポレットが勝つのは、渡るべき水があるか、引きずるスーツケースがあるときです。それ以外のヴェネツィアは歩く街で、しかも徒歩ルートは船が決して通らない場所を通ります。
購入方法と、何より大事な打刻
チケットは主要乗り場(ピアッツァーレ・ロマ、サンタ・ルチア駅、リアルト、サン・ザッカリア、フォンダメンテ・ノーヴェ)のVenezia Unica窓口、黄色い自動券売機、AVM Veneziaアプリ、www.veneziaunica.it、または引き換え用バウチャーとしてオンラインで買えます。
列車でサンタ・ルチア駅に着いた場合、駅を出た正面の岸壁がそのまま「Ferrovia」乗り場で、Venezia Unica窓口と券売機もここにあります。1番と2番はどちらもこの乗り場から出るので、ホテルの最寄り乗り場を確認したうえで、荷物があれば2番、大運河をゆっくり見たければ1番を選んでください。
ほぼ全員が間違えるのが打刻です。
- 黄色いACTVの読み取り機は乗り場の入口にあります。船内ではありません。
- 7日券を持っていても、乗るたびに毎回カードをタッチします。画面に緑の表示と残りの有効時間が出れば完了です。
- 乗り場に読み取り機が2台ある場合、1台は入場用、1台は退場用です。乗船側のものを使ってください。
- タッチせずに乗ると、パスをポケットに持っていても罰金です。
検札員が乗り込んでくる頻度は本土のバスより低いものの、確かに乗ってきます。ハイシーズンにはリアルトとサン・ザッカリアの乗り場が重点的に検札されます。
荷物:知っておくべきルール
有効なチケットを持つ乗客1人につき3個まで無料です。内訳は、3辺の合計が120cm以内のものが2個と、150cm以内のものが1個。これを超えると追加1個ごとに大人料金のチケットが1枚必要で、150cmを超えるものはACTVとの事前合意が必要です。
わかりやすく言えば、預け入れサイズのスーツケース1個と機内持ち込みバッグ1個なら追加料金なし。2人で大型スーツケース3個なら追加料金がかかります。
ミラノやローマ、フィレンツェから列車で着いた場合、サンタ・ルチア駅とピアッツァーレ・ロマの乗り場では、混雑時に大きな荷物を持つ乗客は最後に乗せられます。列車や飛行機の時間があるなら、1便乗り逃がす前提で余裕を見てください。そうでなければ、駅の荷物預かりに預けてしまえば、1日が自由になり問題そのものが消えます。

船に乗るべき時間帯、避けるべき時間帯
最悪の時間帯は、サン・マルコ方面が9:00〜11:00、駅・ピアッツァーレ・ロマへ戻る方向が16:00〜18:00で、団体客が引き上げる時間と重なります。8月の1番では、2便見送ってようやく乗れることもあります。
最良の時間帯は8:30より前と20:00以降です。夕暮れの1番で船尾の外席に座るのは、大運河を最も安く楽しむ方法です。€9.50に対して、30分のゴンドラは約90ユーロです。
秋冬に街を襲う高潮アクア・アルタの際も、船はほぼ運行し続けますが、浮き桟橋が橋の下をくぐれなかったり危険だったりするため、一部の乗り場が休止されます。そうした日はACTVがアプリと乗り場の掲示で迂回情報を出すので、島へ行く前に確認してください。
冬の濃い霧の日は、ブラーノ島・トルチェッロ島行きの便が遅れたり欠航したりします。これは、すでに払ったパスが役に立たない唯一の状況です。
ヴェネツィアの交通費を抑えるには
- Rolling Venice:6〜29歳なら、€6の記名式カードで72時間券が€45ではなく**€27**になります。身分証を持ってVenezia Unica窓口で購入します。差し引き€12の節約です。
- 子どもは6歳の誕生日まで無料。 6歳からは大人料金で、中間の区分はありません。
- 夜到着の初日にパスを買わないこと。 21:00に使い始めると、寝ている間に有効時間の半分が消えます。
- 簡素なゴンドラの渡し船トラゲットは、橋のない地点(サンタ・ソフィア、サン・トマ、サンタ・マリア・デル・ジリオ)で大運河を1人数ユーロで渡してくれます。地元の人が毎日使う近道で、ACTVのチケットは不要です。
- ホテルまでの最後の区間を必ず確認。 宿が最寄りの乗り場から徒歩10分で、日中は中心部で過ごすなら、€45のパスはほとんど役に立ちません。
お金を無駄にする典型的な間違いが、空港まで使えると思ってACTVのパスを買うことです。使えません。 アリラグーナ、ACTV 5番エアロバス、ATVOバスはいずれも別のチケットで、詳しくはマルコ・ポーロ空港のページで説明しています。荷物が多い場合やグループ旅行なら、水上タクシーと数字を比べてみてください。4人を超えると差が縮まります。
まとめ
ヴェネツィアのヴァポレットのチケットが価格に見合うのは3つの場面です。水を渡るとき、島へ行くとき、そして荷物を運ぶとき。1回券€9.50、1日3回乗るなら24時間券€25、長期滞在なら7日券€65。それ以外の市内は歩ける距離で、船より早いこともよくあります。美術館も予定にあるなら、まずパス・共通券のページで組み合わせを比べてみてください。公共交通を含むものもあり、合計額が変わります。







